以前よく使われた、7mm幅レザーテープを入れたミンクのジャケット
レザーの硬さが気になるということで、ストレッチ性のある布地テープに取り替えました。同時にデザイン変更。オフネックのスタンド、ハーフスリーブで、袖口はフリル状になりました。前中心付き合わせです。
1.3Kgあったハーフコートが700gになりました。
オリジナルコートとデザイン画
革テープは抜きました。ミンクは5mm幅なので、再度ストレッチテープを入れて、縫い直すには時間がかかりましたが、このような作業はこのミンクの為にやってやりたかった。
抜いた革テープだけで270gありました。
ヨレヨレになった7mm幅のミンクテープを再度縫い合わせます。
縫わせた後ろ身ごろ
トリコットのストレッチ布は何種類も出ていますが、軽く、柔らかいもの、ワンウェイ(地の目方向は伸びない、または伸びの少ないもの)が縫いやすいと思います。縫い食われ分を2mm見ておくとよい。10mmなら12mm幅にカットします。
横はぎにしたり(PA加工)、ストレッチテープを入れたり(RF加工)
は手のかかる作業ですが、毛皮だからできる加工方法です。
横使いにする際も、レットアウトを縫い直せば、幅は調整できるのに、
ミンクの上端の幅で全部カットしてしまって、横使いにしているものを見ると、ちょっと残念に思います。