トパールミンクの横使い

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30年もお召にならなかっとというミンクを横使いに
ファスナーを袖と身頃に付けて4ways

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身頃のファスナーを外して

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袖のファスナーを外して

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大変軽く1Kgの仕上がりになりました。

オリジナルコートとデザイン画

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分解して横使いにレットアウトを修正します。

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カラー

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横使いに直される方が530点に達成しました。
ミンクという素材だから、30年前のものでも出来るのだと思います。
フェイクファーではとても無理です。3年もつかうと、毛が絡み合ってしまいます。

グッチが毛皮を倫理上やめるというニュースが流れましたが、

ワシントン条約成立以後は養殖のもの以外が使うことができません。

ダウンのコート以後、新しい素材が見つからないので、布地関係の業者は予防線をはって、毛皮反対メッセイジを出しておきたいのではないでしょうか。

3mm幅あれば縫い合わせることのできる毛皮は鼻先とツメの部分以外すてるところがほとんどありません。

現生人類(ホモサピエンス)がアフリカで誕生して以来約10万年

氷河期を通して陸続きになった大陸を渡って人類は拡散してきました。

私たち日本人には、東南アジアにあった大きな島礁(スンダランド:現在の東南アシア、ジャワ、スマトラ、フィリピンを含む大陸)から、また北のシベリアから、その後中国、朝鮮半島を通して、いろいろな人種がはいって混血が進みました。

私たちには、氷河期の古い記憶がどこかにあるのでしょう。毛皮に触れた時の何とも言えない安堵感は、そんな記憶が呼び覚まされるのでしょうか。毛皮なしで、人類は生き延びてくることはできなかったと思います。

 

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