あるブテックからのオーアー、 横使いPA加工
サンプルをお持ちになり、
サイズ11号 、襟幅広いシャツカラーの大きなタイプ
袖口にふくらみのあるデザインに
使用原皮M00
半裁仕様 1cm幅ストレッチ・人工スエードテープを使用
身ごろバストライン以下
皮面
毛面
ショルダーのトップストライプ#12はレットによるカーブ付け この部分が一番手がかかり、レットアウトの高難度技術
袖口のみ1枚仕様 身頃、カラー、袖はすべて半裁使用
重量は完成時で1.47kg
カラーは台衿付きのシャツカラー
パタンは台えりと上えりの2枚だが、原皮は1枚で取れるように、水張りの際カイル処理(つまみ張り)する。
この張り方によって、原皮の連続性が保たれる。
原皮の色合わせは、レットアウトの都合上、上部に黒手をもっていく方がいい 裾は直線に近いが、上部はカーブがあり、カットが目立つ危険性があるから。
こういうブログが簡単に書けるということは大変幸せなことだ。 すっかりレッアウトの製品が少なくなった中で インターネットを通して、こういう情報を簡単に流すことができるようになった。
ホンコンでもレットアウトの技術を持っている職人が10人くらいだと聞いた。 私のところは、私を含めて5人はいる。 毛皮の製品制作における基本的な作業はすべてできるが、レットアウトが一番大変だと思う。 見積り、デザイン画、トワール、フィッテング、パタン、原皮の色合わせ、皮張り、カット、ミシン、型入れ、 組立、芯、裏たち、付けといくつもの工程を経てやっている。