お知り合いから譲り受けたそうで、スタンドカラーのロングにしました。
前端は付き合わせでスリムに
ダウンコートのような感じになりました。
オリジナルはハーフ60cm丈
アームホール以下に7cm間隔に5cm幅の人工スエードテープを横方向に入れて、着丈を伸ばしました。
本来フォックス1枚を2~4枚取りする手法で作られたコートでした。
一般に5mm幅位にカットするのですが、このジャケットは3mm幅でした。
毛足の長いフォックス、ラクンなどはこの手法がよくつかわれます。
原皮の左端から、1・2・3・1・2・3・・・・と番号をふり
1・1・1・・・・、2・2・2・・・と集めて、間に革テープを入れて
1枚を2枚、3枚にする方法です。
1970年代にはこの手法でたくさん作られたはずです。