レザー（革）のリメイク・リフォーム

パッドショルダー時代のレザーコートを

ナチュラルのショルダーにして、サイズダウンしたり、

もう少しフィット感覚で着たいジャケット

厚みのあるムートンのコートをどうにかしたいなど、

革の寸法直しやデザイン変更は、毛皮ほど自由にはいきません。

革は　カットラインやステッチの跡が修正できません。

オリジナルのカットを生かしながら、

修正できる部分で寸法ツメなどを行います。

また完全なデザイン変更の場合は

すべて各ピースに分解してしまって、新たに縫い合わせるという方法をとります。

そのため一度お品物をコピーして、布地（トワール）で仮縫いして、

フィット感やデザインを確認していただいております。

寸法直しでも３箇所以上ある場合はトワールによるフィッテングをしております。

グレー・スエードをワンピースにリフォームした例

オリジナルのハーフとロングスカート　　　リフォームに有効な寸法を確認

　　　デザイン画　　　　トワールで仮縫い　　仕様図　　　　ワンピースにデザイン変更

革の縫い方３タイプ

　　両方にヌイシロの縫い方 　　片方のみのヌイシロ　　　断ち切りで毛皮ミシン縫い

＜注意事項＞

1. 革面にピンが打てないので、正確を期す為にはトワールを組む必要があります
2. ステッチ跡やボタンホール、ポケット位置などは修正できません
3. 革面の汚れはクリーニングか、色の吹きかけで処理します
4. ムートンなど厚すぎる革は縫えないことがあります
5. 片方のみヌイシロを付けてコバステッチで縫い合わす方法があります
6. 毛皮ミシンで縫製する方法を活用することがあります
7. 革の縫い目の破れや裂けは縫い合わせることができません
8. ステッチ糸の太さや色はオリジナルと異なってしまうことがあります
9. ヌイシロやヘムなどが接着されている場合、剥がすことができないことがあります
10. ご質問はアラン工房まで