軽く柔らかく毛皮に見えないとパリの有名メゾンでびっくりされたというお客様

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3年前、アペルタ加工でリバーシブルのコートを作られ、パリで賞賛されたとお喜びで、再びリメイクに訪れていただきました。
この夏パリのオートクチュールで、スーツや、ドレスなどオーダーされたお客様で、 今度はベストとギャザースカートのアンサンブル
ご子息様にリバーシブルのブルゾンです。
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メンズブルゾンは950gの仕上がりになりました。
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オリジナルのハーフコートは交互に逆毛になっていましたので、一度順毛方向に縫い合わせてから、刈毛してパンチングしました。
フレンズ逆毛交互H CIMG9191
フレンズ黒C CIMG9186

オリジナルコートを分解して(テープを抜いて)プレートにします。
その後2mmのパンチング加工をします。
CIMG9799

デザイン画に沿ってトワールで仮縫い後、パタン制作して毛皮作業に入ります。

アペV丸首 img946 img036
ハーフコートの方は原皮のランクは少し落ちましたが、刈毛をしてしまうとあまり原皮の良し悪いは関係なくなる場合があります。ただし刈ったことにより、綿毛の色の差が出る場合があります。この場合使えなくなってしまうストライプが出ることになります。
ミデ丈の方は大変よい原皮をアソート(色合わせ)して出来ておりましたが、
後ろ身ごろに1本少し綿毛が明るいストライプが入っていましたが、それを抜いても、面積的に余裕があったので、助かりました。

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