奥様の一度リメイクされた横使いのデイバフのボレロ風ジャケットを
ご主人の革ハーフコートのライナーに
オリジナルとデザイン画
有効面積表
着丈60cmくらい可能なことがわかります。
ヨークと裾トリミングで着丈を補充しました。
分解して元の縦使いのストライプに戻しました。
もと身頃
もとの縦つかいを復元します。
ライナーとして着て左身頃
写真上側がBC、右側が裾
レットアウトを修正して、新なストライプに縫い合わせます。
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一度、横使いにリメイクされたものは、正直へたでビックリ
ひどい横使いです。せいぜいましなのは、表カラーです。
もっと毛皮のことを理解して、横のストライプの幅を修正するとか、やってほしい。
型紙に、ふわり線(シフトライン)を入れて、1本ずつレットアウトを補正すればいいのだ。
大変お粗末なリメイクです。
こんな風に横使いにしているだろう、とは外から見て、大体わかっていました。
デザインとしては、肩台付きのオフネックカラー
お客にはわからない、お客も「変だ」とうまく説明できない。
こんな関係がいまだ続いている。
脇線はカットせず、ストライプの幅を修正して、連続させるとよい
前身~袖山~後ろ身を連続させるとよい
同じような例
お客様がリメイクといっしょに持ってこられたパンフレット
(有名デパートのリメイク・パンフレットに載っている横使いジャケット)
➀このストライプが身頃とうまくつながっていない
ストライプ幅が狭く、グラッツエン(中心が上に行き過ぎているため、毛合わせがうまくいかないはず)
②途中にこのストライプだけ完全
➂これ以下のストライプは、半裁仕様だが、グラッツエンを下側にした方がいい、
グラッツエンは毛足が長いので下のストライプをカバーできる)
背幅部分と袖山部分と胸幅部分のパタンをつなげて、1本のストライプで取れるように
ストライプ幅を計算し、レットアウトを修正してカーブ付けと幅出しなどをすれば可能です。