毎年リメイクをしていただけるお客さま。
日本の５号サイズ位の方なので、どうしても大きめの毛皮しか出会えないようです。１５年前に一度抜き毛にしましたが、今回はウエスト以下を横使いにしました。
袖から、上半身はストライプがつながったシフトだったので、サイズダウンするのにトワールの仮縫いと工夫が必要でした。
お客様に確認していただく為、左半分はオリジナルの寸法でトワールを組み、右半分は、あたらしいデザインのトワールにしておくと、対比し易くなります。

オリジナルとデザイン画
　　
身幅ツメ、アームホール上げ、ウエストライン上げなどの変更がありました。
ウエスト切り替え部分にタックが入るデザインです。

１本ずつほどきます。

パタンに合わせカーブを付け縫直します。

ウエスト以下は横使いに

さらにお客様は裏地を、お好きな草間弥生のピンクに黒のドット模様にされました。

早くにご注文をいただいていたのですが、抜き毛のレットなどはゴマカシが聞かないので、焦らず十分時間の在るときに少しづつやらせていただきました。
ご主人様にも褒められたと、メールをいただきました。
草間弥生は独特な造形と絵を描かれます。